2013年3月20日水曜日

modo601 質感をリアルに設定

次に部屋のマテリアルの設定をしていきいますが、その前にマテリアル設定のポイントを説明します。
下の2枚の画像は、何の設定が異なっているか分かりますか?

正解は「反射」です。鏡のように映り込む事だけが反射ではありません。現実の世界で反射のしない物はほとんど存在しないのです。現実の世界で、全く反射しない物質は、スーパーブラックと呼ばれ、作るのがとても難しいと言われるほどです。光が反射するから色が存在するんですね。
簡単に言ってしまうと、全ての物質は反射し、その反射がボケ具合が異なっているといえます。CGにおいても、回りの景色を映り込む事で質感に表情が生まれ、リアルになります。
マテリアルに反射を加えるには反射量に数値を入力します。反射のボケ具合はブラーリフレクションにチェックを入れて、ラフネススでボケ具合、反射レイで精度を指定します。

ドアの木目を反射量20%、ラフネス80%でレンダリングしてみました。

ここで一つ問題が.....。反射によって色味が明るくなり、本来の木目の色と異なってしまいました。
これを修正するには、反射の色を白からグレーにする事で解決できます。

室内のマテリアルを設定しました。微調整はライティングの後に行いましょう。


続く…….

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